当事者に聞いた「ゲイとして辛かった7つのこと」

  2017/09/01     2017/09/03

LGBT ゲイ インタビュー

ゲイ(男性同性愛者)の方にメールで「ゲイとして辛かったこと」 をお聞きする事が出来たので紹介。

 

ゲイとして辛かった事

ゲイの坂爪 亮太さんに「ゲイとして辛かった事」をお聞きしました。

 

■人物紹介

・坂爪 亮太

アクセサリーショップ「AinoTe」代表。同WebサイトにてLGBT相談等も受け付ける。

今回メールにてインタビューを受けていただきました。

AinoTe

URL : https://ainote.biz/

 

というわけで坂爪さんのゲイとして辛かった事7つです。

 

 

 

1.自分を偽ることへの罪悪感

たとえば女性の好みの話だったり、下ネタトークだったり、女の人に告白される瞬間だったり、親に恋愛事情を聞かれたときだったりと。

様々な場面で自分を偽ってるうちに罪悪感のような自己嫌悪に陥ってたことです。

 

 

2.好きな人に好きと言えない

学生の頃は同性に好きなんて言ったら、どうなるか分かったもんじゃない。

ただでさえ告白なんて勇気がいるのに、「好き」と「同性愛」の「二重告白状態」は絶対無理と思ってました。

今よくよく考えれば、偏見や差別とは別問題として普通の人の普通の告白だって、付き合える確証なんてないですし一か八かってことは異性愛者も同性愛者もさほど条件は変わらないなぁなんて思ったりします。

僕達セクシャルマイノリティがよく陥りやすい罠は普通の人たちより大きなハンデを背負っているかのように思えてしまうことです。

 

偏見や差別がなくなったとはまだまだ言えない状況なのも確かですが、僕達の考え方や言動行動によってはハンデを小さくすることも可能なのかもしれません。

 

 

3.普通

無理に普通になろうとして彼女をつくったこともありました。

ですが、その時は友達との色んなトラブルも重なり、彼女と一緒にいても苦しくて...

全てがイヤになり、遠くに逃げるか死のうと本気で考えました。

 

 

4.日常生活

高校のころは体育で同性と一緒にプールに入ることに抵抗があったり、銭湯や温泉も同じく人に誘われたりすると気まずい思いで断ってしまうことがありました。

自分の恋愛対象の性別(同性)に自分の裸を見られることを意識してしまう女々しい部分や、同性愛者なのに同性と混浴するなんていけないことに感じたりする罪悪感があったのかもしれません。

 

もちろんこれは僕の場合です。同性愛者でも色んな人がいますから、同性愛者ならみんなが同じという安易な決めつけは禁物です。

 

 

5.カミングアウトは難しい

僕はカミングアウトした時のことを今でも鮮明に思い出します。

 

彼女と別れた後、全てを捨てるつもりでカミングアウトをしようと思い、友達に全てを打ち明けました。

 

どの瞬間も怖くて体が震えて、時には泣いてしまうこともありました。

カミングアウトするということは、まず自分を受け入れることに始まり、人に打ち明ける恐怖に打ち勝つだけの理由があって初めて実現します。

 

中にはなんてことなくカミングアウトできる人もいるかもしれませんが(^_^;)

 

でもやはりカミングアウトはLGBTにとって大きな課題だと思います。

もしこれを読んでいるあなたが身近でセクシャルマイノリティの方にカミングアウトされた時は、まず否定せず、そしてあなたの気持ちも素直にぶつけて良いのでしっかり向き合ってあげて下さい。

そのあとは人と人ですから、うまくいかなければそれでよし、今までと変わらないならむしろよし、今までより仲良くなれるのであればなおのことよしです。

 

 

6.差別と偏見

一番辛いことは人のセクシャルマイノリティに対する偏見や差別を含む言葉を聞くことです。

その人たちも知らずに言ってしまっただけで、僕を傷つけるつもりで言った言葉ではないことが分かっていても胸が苦しくなることはあります。

僕が同性愛者であると知っている人は傷つくような言葉を言ったりはしません。

 

たまに傷つけないようにと言葉を一生懸命選んでくれていたりとかするのを感じると気を遣わせて申し訳ない反面に感謝せずにいられません。

中には知っていて故意にそうした発言をする人ももちろんいるかもしれなせんが、そういった人たちには、どうか愛のある人間関係を築いてほしいと思います。傷つけ合うことより、きっと良いものが見つかるはずです。

 

 

7.自分を受け入れること

僕にとっては同性愛者である自分を受け入れることが一番難しかったです。

 

普通の恋愛や普通の結婚など普通の人生を望んでいました。

今になって考えると「普通ってなんだ?」なんて素朴な疑問が浮かびますね。

普通の人生なんてないのに、隣の芝生が青く見えたのでしょうか?(^_^;)

 

友達にカミングアウトしたときに言われました。

 

「どんなに自分が嫌いでも、そんな自分と一生付き合っていかないといけないんだよな」って。

 

この自分で一生を生きるのに幸せな選択はどれなのだろう?

そう考えたときにやっと同性愛者として生きることを素直に受け入れられました。

 

今までに会ったことのある同性愛者の方の中には元から何も悩まず受け入れている人や開き直ってる方もいましたし、受け入れるのに時間が掛かったという人もいました。

自分を受け入れることの難易度も人それぞれみたいです。

 

 

文 / 坂爪  亮太
編集 / Zinsoku.com

 

 

 

まとめ

こういうのって何か大きなショックがあるんじゃなくて、生活上の細かいところが辛いんですよね。

「お店で差別された」とかそういう事ばかりではなく、坂爪さんが仰っているように日常生活でのちょっとした差別・偏見が苦しいものです。

早くジェンダー差別がなくなって欲しいです。

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