「ゲイだとカミングアウトした方」に聞いた7つのこと

  2017/09/01     2017/09/03

ゲイ カミングアウト

「自分がゲイだとカミングアウトした方」にメールでインタビューしました。

ゲイのカミングアウトで気になる7つのことをお聞きしましたよ。

 

カミングアウト

アクセサリーショップ「AinoTe」の代表でゲイの坂爪 亮太さんにメールでお話を聞きました。

 

 

1.いつカミングアウトしましたか?

専門学校1年生(18歳)の頃でした。

 

 

2.何故カミングアウトしようと思ったんですか?

色々な理由がありますが、強いて言うならきっかけはある人との出会いでした。

 

当時は専門学校に入学して間もなく女の人(異性)を好きになろうと彼女をつくりました。

美人で魅力的で、そんな彼女を好きになろうと必至でした。

そんなときにある男性(同性)と出会いました。

 

その人を見た瞬間に吸い寄せられるように歩み寄って話しかけたことを今でもハッキリ覚えています。

出会ってから今日に至るまで一日も忘れたことはありません。

明るくて笑顔が素敵で個性的で純粋でオタクで(笑)僕とは正反対の人でした。

 

ずっと頭から離れなくて、彼女を好きになろうと思う気持ちと彼を意識してしまう自分との葛藤でした。

 

やがて、自分に嘘をつき続けること、人に嘘をつき続けること、友達とのケンカも重なり、人間関係に疲れていました。

 

全部から逃げたくて、死ぬか全部捨てて遠くに逃げるかを本気で考えました。

そんな苦しさから、彼女と距離を取るために別れました。

 

その後、「じゃあ全部捨てるつもりで、死ぬつもりで自分の気持ちや悩みを全部打ち明けよう」と考えたのが始まりです。

 

とても後ろ向きなカミングアウトですが、逃げ出さずにカミングアウトできたのは「彼にまた会えること」が希望になっていたと思います。

 

 

3.誰にカミングアウトしたんですか?

その時に仲の良かった友達みんなです。

みんな(7~8人)に話すまで1年くらい掛かりました(^_^;)

 

タイミングもあるのかなと思います。

 

今現在でカミングアウトしたのは12~15人くらいです。友達と言うにあいまいな関係の人もいるのでアバウトです(笑)

みんな仲の良い友人で、男女の割合は5:5。年齢は16歳~60歳くらいまで色んな人がいます。

 

 

4.どのようにカミングアウトしましたか?

一緒にお酒を飲んでいる時、電話越し、メール、ただ普通に話しているとき、色々です。

今思えば、あんな重い感じではなくて、もっと笑えるくらい面白おかしく話したかったなとも思います。

 

 

5.カミングアウトの反応は?

人それぞれでしたが、みんなしっかり向き合ってくれました。

淡々と聞いてくれた人、気まずそうに聞いてくれた人、一緒に泣いてくれた人。

 

「今まで辛かったんだね」なんて泣かれた日にはこっちもボロ泣きでした(^_^;)

 

 

6.カミングアウトしてみた気持ち

みんなそれぞれに想いがあったことと思いますが、カミングアウトしてもみんながずっとそばで向き合って支えてくれました。

 

本当の自分で、ただみんなが一緒にいてくれる...そんな当たり前のことがすごく幸せに感じました。

 

学校を卒業してからは離れ離れになってしまい、今ではうまく気持ちのやりとりが出来ていないこともあります。

ですが、本当の自分、本当の気持ちを隠して取り繕っていた頃より良いことなのかなと思います。

 

カミングアウトする前には感じることがなかったのですが、カミングアウトしてからは気持ちも変わり、「自分は恵まれた、とても良い人生を歩んでいるんだ。」と感じています。

 

 

7.LGBTとカミングアウトについての意見

LGBTの中でも「LGB(レズ、ゲイ、バイ)」と「T(トランスジェンダー)」では大きな違いがあります。

ただ性的少数派という意味で同じ括りにされてしまっていることをどれだけの人が認知しているでしょうか?

 

僕達、LGBTはみんなに拒絶される前に知ってほしいことがたくさんあります。

カミングアウトは僕達がLGBTを知らない人に知る機会を与える行動でもあり、社会に対して影響を与えられる手段の一つです。

 

もちろん無理にカミングアウトをしなさいということではありません。「できない」「その必要がない」というならそれで良いと思います。

 

 

私は、LGBTと非LGBTの双方にできる限り愛のある人間関係を築いてほしいです。

 

全ての人がどこかで繋がっている。

その中の一人として人や社会に良い影響を与えられる。

 

小さなことでもいい。できることから一歩ずつ、なにかを初めてみてほしいです。

最初の一歩が未来をより良くしてくれると思います。

 

 

文 / 坂爪  亮太
編集 / NeroFeed

 

 

 

まとめ

カミングアウトをしっかり受け止めてくれる人がいるのは本当に幸せですよね。

特にその後、自分を偽らず接することが出来るようなるなら本当に最高だと思います。

日本はあまり進んでいませんが、もっとマイノリティが自分の性や病気をカミングアウトできる様な「偏見」や「差別」がない世界を作れるようにしないといけませんね...

 - LGBT